5月20日の日曜日伴小上グランドで、伴学区こども会連合会のスポーツ祭が有りました。北側の竹林が黄色に色づいていました。竹の紅葉だそうです。 珍しいので写真に撮りました。普通植物は秋に葉が落ちますが、竹はタケノコが出た後、黄葉して半落葉します。子孫を残すことは竹も人も大変なエネルギーを 使うという事のようです。
竹類はほぼ毎年新しい葉に更新します。その更新時に竹は紅葉します。しかも、ほんの短い期間ですから、その紅葉に気付かないこともあります。その紅葉期は、何と春です。
見事に色付いています
「竹」の話
タケの開花 タケは周期的(マダケの場合およそ120年に1度)に全面開花し枯死する。
昭和40年から43年にかけて全国のマダケ林が一斉開花し、枯れたマダケの数は7億本を超えた。
モウソウチクとマダケ
モウソウチク:節の環は1個、たけのこは4月にでて食用とする。
マダケ : 節の環は2個、稈の片側にはっきりした溝がある、たけのこは5ー6月にでる、食用とするが苦味がある。
タケの成長
タケは生えてから2ー3ヶ月で一生の体をつくりあげ、以後何年たっても少しも大きくならない。 竹林に入ると、細いタケ、太いタケいろいろあるが、細いタケがその後成長して太くなることはない。
◆タケは毎年少しも太らない:タケの維管束には、木と違って毎年新しい細胞をつくりだす形成層という組織がないので、生まれた年の一次成長にとどまる。
◆タケには年輪がない:タケは毎年太らないのだから、年輪もない。
◆竹稈は木の幹と違い毎年少しも伸びない:タケの稈の先端が少し伸びるように見えるが、これは小枝の伸びであり、毎年葉変わりのとき2ー3の節を残して落ちてしまう。 だから毎年の伸びは、わずか数センチにとどまり、稈の伸びとはいえない。
成長のスピード
モウソウチクやマダケのたけのこは伸び盛りには、1日に120センチほどのびることがある。たけのこの漢字「筍」の語源は、1旬(十日間)で竹になる、の意味だといわれる。
タケの年齢しらべ
◆色彩で見分ける:一年生の稈は鮮緑色、二年生になるとやや緑色がうすれ、三年生は黄ばんでくるし、四年生はずっと褐色がかってくる。しかし三年生以上になると、区別はむずかしくなる。
◆小枝による区別:枝の分岐数を数えることにより区別がつく。ただし半分から下のところの枝では正確度は低い。
なお竹細工には3年生、4年生がよい。また1本のタケの寿命は約8年である。
タケの繁殖
タケには雌雄の区別がない、繁殖は地下茎によってなされる、元気で太い地下茎からは太いタケが生まれ、細い地下茎からは細い竹が生まれる。
タケの紅葉
タケの葉は、出てからだいたい1年目に若葉に変わる。そして変わる時期つまり紅葉時は主として春先である。古い葉が落ちると、入れ替わりに若葉がぱっと開き、まもなく新緑に早変わりする。竹は落葉性でありながら年中緑葉をつけていることになる。
(インターネット記事引用)