最近、「朝活」をする人が増えているそうです。「朝活」とは、早朝の時間を有効に活用して、趣味や勉強、仕事などに取り組むこと。早起きが苦手という人にはなかなか難しいかもしれませんが、“早起きは三文の得”という諺の通り、「朝活」には様々なメリットがあると言われています。
また、都心のオフィス街では早朝セミナーや早朝異業種交流会が大盛況となっているそうです。書店では起業家など著名人による早起き指南本がズラリと出ています。今、まさに世は早起き&朝活(=朝、積極的に活動すること)がブームとなっています。
考えてみると、今ブームになっている朝活を、私は10年以上続けていることになります。最初は、犬の散歩から始めました。ここ5年くらいは妻と5時過ぎに起きて、約50分位ウオーキングをして後に、ラジオ体操をしています。6時過ぎから朝食をとり、その後、ブログを書くのが日課となっています。二日酔い気味の時も、15分くらい歩くと汗が出始めて、頭もすっきりしてきます。歩いているときに色んなアイディアが浮かんできます。その日の行動をイメージできます。15kgダイエット出来たのもこの朝活に有ったのかも?
朝活は脳科学的にもおススメ
「無理して早起きしても眠くて頭が働かないのでは?」と言う言葉をよく聞きます。しかし、実際には脳科学の観点からも、頭を使う作業にはむしろ朝の方が適していると言われています。つまり、人間の脳が記憶を整理するのは就寝中であり、整理が終わって一番頭の中がすっきりしているのが目覚めた直後=朝ということだそうです。特に文書執筆や企画の作成といったクリエイティブな作業は、言ってみれば整理された記憶の中から必要なものを取り出して組み合わせていく作業ですから、まさに朝にぴったりなのです。また、記憶力を要する語学学習や受験勉強も、脳の記憶システムに負荷がかかっている夜より、朝に行うほうが効果的だと言われています。もっともこれらの効果を得るためには、適切な睡眠時間を確保していることが前提です。
活動的に朝時間を過ごせばダイエット効果もアップ!
起床時間が遅く、朝食と昼食は一緒に摂り、夕食は三食の中で最もボリュームが多く、夜遅くまで起きているので夜食も食べてしまう……。このような生活はダイエットにとって多くのデメリットがあります。
理由は、人がエネルギーを消費する方法の1つに「食事誘導性熱産生(DIT=Diet Induced Thermogenesis)」というものがあります。これは、食事した際の消化・吸収に伴って熱を発散するときに消費されるエネルギーのことをいいます(*食事をすると身体が温まったり、汗をかいたりするのは、エネルギーが消費され熱を発しているから)。
このDITは、一日の時間帯のうちでも違いがあり、最も多いのは午前中で、午後からだんだん少なくなり、夜中には最も低くなるといわれています。つまり同じ食事をしていても、早起きをして午前中にしっかり食べ夜食を食べない人と、朝食抜きで夜食を食べる人とでは、前者の方がダイエットしやすいことになり、食事制限や運動をしていても遅く起きて夜食を食べていたのでは、ダイエット効果も期待できないというわけです。
早起きをしている人は、朝食を多めにとったり間食をしても、DITの作用で一日のうちにエネルギーが消費されることが多く、ダイエットも効率的に行え、痩せやすい体質になるといえるでしょう。
(ライブドアーニュース 引用)