昨日(8月18日)下向町内会のトモゴー駐車場(元ナフコ駐車場)で「下向地蔵尊盆踊り大会」が開催されました。下向町内会では水の守り神様「地蔵尊」のお祭りを2年に1度開かれています。
5時20分より専念寺の若い住職がお参りになり供養が行われました。その住職が話されたお説教を紹介しておきます。若い住職のお説教を久し振りに聞きました。よく勉強をされているなと感じました。(話し方は落語を研究されたのかな?)
盆踊りの起源(浄土真宗)
お釈迦さまの十大弟子の一人に目連(もくれん)という人がありました。 目連尊者は神通力第一と言われ、特に孝心の深い人でした。
その目連が神通自在力を得て三世を観ました時に、痛ましいことに亡き母が餓鬼道に堕ちて苦しんでいることが分かりました。母は自分の子供が病気の時薬が一つしかありませんでした。近所の子供も同じ病気にかかっていました。一つしかない薬を母の愛から他の子供をほっておいて自分の子供に飲ませました。自分を救う母の愛で、餓鬼道に堕ちているのを、彼は深く悲しんで、直ちに鉢に飯を盛って母に捧げましたが、喜んで母がそれを食べようとすると、たちまちその飯は火炎と燃え上がり、どうしても食べることができません。
鉢を投げ捨てて泣き崩れる母を目連は悲しみ 「どうしたら、母を救うことができましょうか」 とお釈迦様にお尋ねしました。
その時、お釈迦様は、 「それは、そなた一人の力ではどうにもならぬ。この7月15日に、飯、百味、五果などの珍味を十方の大徳衆僧に供養しなさい。布施の功徳は大きいから母は餓鬼道の苦難から免れるであろう」 と教導されました。
目連尊者が、お釈迦様の仰せに順ったところ、母はたちどころに餓鬼道から天上界に浮かぶことができ、喜びのあまり踊ったのが盆踊りの始まりだと言われています。
古くから伝わる「地蔵尊」
駐車場の中心にやぐらを組み、この周りで踊ります
オープニングセレモニーに「沼田高校マーチングバンド」が演奏をしました