世界健康度ランキング
アメリカの大手総合情報サービス会社ブルームバーグが発表した「世界で最も健康な国々」ランキングで、日本は第5位でした。
このランキングは幼児の平均寿命や成人の喫煙率など健康に関する各種指標を基にしたものです。実際に用いられたデータは国連、世界保健機関(WHO)および世界銀行の本年5月時点のもので、年齢グループ別の死亡率、喫煙率、飲酒率、血中コレステロール値、大気汚染レベルなどを組み合わせ、ブルームバーグが独自に点数化して比較しています。様々な事情により十分なデータが得られない国は除外されています。
第1位はシンガポール、第2位はイタリア、第3位オーストラリア、第4位スイスの順で日本はこれらの国々に続いて第5位となっています。おおむね上位を占めるのが欧米諸国で、下位にアフリカ諸国が目立つ傾向にありますが、アメリカが第33位と先進国のなかでは低順位にとどまっています。その他、韓国は第29位、中国は第55位でした。ちなみに最下位の第145位はアフリカ南部のスワジランドという国でした。
第1位になったシンガポールは世界でも最高水準といわれる医療システムを持ち、誰もが安心して受信できるような安価な診療費の設定と医療サービスの維持が考慮されています。また喫煙率もおおむね15%以下でこれらを考え合わせると第1位になったのも納得できるかも知れません。
アメリカの第33位は、喫煙率などは高くないものの肥満大国と言われるように、いわゆる「メタボ」の人が多かったり、生活レベルによっては総合的に見た健康度には問題がある部分もあるようです。中国も同様で、地域によっては衛生状態が必ずしもよくない所があることから下位にランクされているのだと思います。
(インターネット記事「医療あれこれ」引用)