昨日(9月3日)、10時より議会棟全員協議会室で「放射線治療に関する勉強会」が有りました。
講師は広島大学大学院医歯薬保険学研究院・応用生命科学部門放射線腫瘍学「永田 靖教授」でした。
一昨年と今年六月に「九州国際重粒子線ガン治療センター」の「山野 宏社長」を講師に重粒子線について勉強会を議会主催で開催しました。それを受けて、今回は行政主催の勉強会でした。
がん治療の三本柱
・外科
・放射線
・抗がん剤
放射線
・X線
・電子線
・粒子線(炭素・陽子)
以上の治療でがんの90%は治る時代となっているそうです。
広島県・広島市・広島県医師会では、二葉の里で「高精度放射線がん治療センター」を平成二六年開設予定です。
前回前々回勉強をした、重粒子線でなく県・市・医師会は高精度放射線がん治療を選択しました。しかし、中四国には粒子線治療施設はありません。どうしても広島市に必要な施設だと思っています。150億円にお金は何とかなるとしても、スタッフの問題で広島大学だけでは賄いきれません。九州の様に中四国の大学の連携を考えなければいけないのではないでしょうか。
使用機械
IMRT(強度変調放射線治療)
従来の放射線治療、三次元照射より更に細かく放射線照射形状を設定することによって、できるだけ、周囲の正常組織に影響を及ぼすことなく、がん組織のみを狙い撃ちする放射線療法。主に頭頚部がんに対して治療が行われています。また前立腺がんなど体幹部の固形がんに対しても全国で有効性を検討中です。
参加者は議会・経済界・医師会・県市職員と約70名集まりました。
平成26年開設予定