ベルゲン
ノルウェー第二の都市。良港をかかえ13世紀から17世紀にかけてはハンザ同盟の事務所が置かれた都市として発展を遂げた。その当時をしのばせる建物が世界遺産に登録されているブリッゲン地区の木造建築物。たび重なる火災で消失しているため、最も古い建物でも築300年ほどではあるが、その都度建て直されている。
12~13世紀にあってはノルウェーの首都、19世紀までは北欧最大の街であったベルゲンの繁栄は、おもに干ダラの売買によって築かれたものです。当時北ノルウェー産の干ダラは海外から訪れた商人たちによって買いつけられ、各国に売りさばかれていた。その取引を一手に握っていたのがベルゲンに住むドイツのハンザ商人たちでした。このハンザ商人たちの隆盛は16世紀半ばまで続きます。
ハンザ同盟
中世後期に北ドイツを中心にバルト海沿岸地域の貿易を独占し、ヨーロッパ北部の経済圏を支配した都市同盟。ハンザ (hanse)はドイツ語で「団体」を意味し、もともと都市の間を交易してまわる商人の組合的団体のことです。
ハンザ同盟の中核は北ドイツの都市で神聖ローマ帝国の中で皇帝に直接忠誠を誓う帝国都市のことです。相互に独立性と平等性を保つ緩やかな同盟で経済的連合にとどまらず、時には政治的・軍事的連合として機能しました。同盟の決定に拘束力も弱かったので、政策においてはそれぞれの都市の利害が優先されました。緩やかな結束はかえってよい結果を生みました。
世界遺産のブリッゲンの街並み
作曲家エドヴァルド・グリーグの博物館
フロイエン山から見たベルゲンの町並み
ベルゲン駅(フィヨルドに行くためここから電車に乗りました)
ビルの隅にこのような像が有りました。とても印象的でした。
ベルゲン市役所(ここで副市長とお会いしました)
議長(市長)選挙の時の投票箱(議院内閣制)
町の中央公園にある像(いたるところにこのような像が有りました)