伊藤穣一

 昨日(9月3日)NHKテレビクローズアップ現代で「混とん”に飛びこめ!MITメディアラボ所長 伊藤穰一」と言うタイトルで放送しました。
 面白い番組でしたので調べてみました。2008年に「Buisiness Week」誌の「ネット上で最も影響力のある世界の25人」に選出されています。

 

 社会が急速に変化し、混とんとする現代。常識を覆すような革新=「イノベーション」が求められる中で、世界から注目を集めるのが伊藤穰一さん、46歳。去年“イノベーションの殿堂”と称されるMITメディアラボの所長に抜擢された。大学は中退、専門に学問を学んだ経験はない。クラブDJで生計を立てたり、IT企業を創業したり、投資家やNPOの代表など多様な分野で経験を積んできた。期待されているのは、異分野の人と人をつなげる「コネクター」としての力。これまで接点がなかった分野を融合させ、そこに新たな価値を見いだすエキスパートと評価されている。世界をどう捉え、どのようなイノベーションを生み出そうとしているのか?
 (NHKインターネット参照)

 

MITメディアラボ参加にあたって
 私は自分自身の人生を、非営利、ベンチャースタートアップ、大きな研究機関との良好な関係、そして長期にわたるアジャイルソリューションについての研究によって育んだ世界中の人々とのネットワークの中に存在させてきました。John Seely Brown はよく"引き出す力(The Power of Pull)"について話をします。資産やリソースを貯め込むのではなく、私たちは必要に応じてそれらをどのように引き出すべきか、知識を押し込んで中心から物事を指し示すのではなく、私たちのネットワークの中からコンテクストを生み出してくれる人を引き出していく。細かいことを全て計画するのではなく、偶然の機会を快く受け入れ、そして一般的な曲線に当てはめて未来を予想し、全てを一緒に高度なコンテクスチュアルでアジャイルな方法で引き出していく。そのような問題に真正面から取り組むために必要な要素がMITメディアラボ とそこで交わした会話の中にあったように思います。
. 普通の人々は嫌がるであろう混沌とした複雑さを楽しんでしまう、私たちのような人種をひきつけるものがあるように思いました。また、MITメディアラボ は、そういう人たちや、創造という命題に加えて、外部との広い結びつきとそこで成果を上げる実力を持っていました。

 学会、公的機関、ベンチャー企業、大企業、アート、ジャーナリズム、社会的活動、非営利団体、などと手を結び実際にそれらで実用化され反響や成果を上げています。MITメディアラボ の共同創始者で会長のNicholasNegroponte は、プレスリリースでこう言っています。「これまでの25年間はMIT カルチャーが、デジタル革命の実現に貢献してきた。しかし革命は終わった。今や我々がデジタル・カルチャーなのだ。MITメディアラボ にとっての"メディア"は、今では脳科学からアートまで、より幅広いイノベーションを含むことになる。これらは、国際社会、経済そして政治的な面でインパクトを与えることになる。これこそまさにJoi の世界だ。」私はいろいろな意味で初めてくつろいだ気分になりました。物事に全神経を集中できる場所のようだと思いました。と同時に、強大な力が湧き出て、チームと協力し、私の大きく広がるネットワークも使い、意味のある有益な結果を皆さんにもたらせる気がしています。(日本ユニシス ホーム)

(MITメディアラボ伊藤所長と日本ユニシス黒川社長が対談 参照)

 

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