マヤ暦 人類滅亡

 昨日(12月21日)で人類は滅亡するという噂が世界を駆け巡っていました。マヤ文明の暦で「滅亡の日」とされる12月21日が近付く中「滅亡の日」が近づき、フランス南部の山村に終末論者が続々集結し、終末論者らが聖地とあがめるフランス南部の小村ビュガラッシュに数百人が押し寄せているそうです。ピレネー山脈に近い人口わずか200人のビュガラッシュ村にある岩山は、岩の上層部分が下層部分よりも古いことなどから、神秘的な場所とされてきました。
 同村に集まってきた集団はインターネットで終末論を広めているが、岩山の神秘的な力により同村は生き残ることができると主張。その山頂には既に未確認飛行物体(UFO)が潜んでおり、救出の準備も整っているとさえ訴えています。

 

このような現象に「12月21日に滅亡せず」人類滅亡混乱で公式見解
 アメリカ政府は、2012年12月21日人類滅亡説に関し、政府公式サイトUSA.govで「2012年12月21日もしくは2012年中に人類が滅亡することはありません」と、公式に見解を表明しました。

 NASAには世界の終りを危惧する手紙が何千通も寄せられ、中には「世界の終りが近付いているために気が滅入って自殺を考えている」という内容のものまであるという。終末論者の中には、全財産を処分し山に籠ったり、大きな箱舟を造り、その日に備える者まででている。一番危惧されるのは、集団自殺や過激な破壊行動にでることなどである。

 政府としては混乱を抑えることを優先するのが当然なことですが、ただ、地殻変動など自然現象を相手に「何も起こらない」と断言はできないわけで、偶然重なる可能性もあり、その点警戒する必要はあるとしています。

 

 マヤ文明はメキシコ南東部で大きな都市を形成し、現在のロサンゼルスほどの人口密度だったそうです。天文学や言語などの多くの文化が発達していましたが、注目すべきは彼らの優れた時間の感覚です。

 マヤのカレンダーは2012年12月21日で終わっており、そのため世界の終わりを意味しているとされていますが、実はこれはマヤのカレンダー上での新たなサイクルがはじまったことを意味しているのだそうです。

 ちょうど車のオドメーターが一周すると、また最初からカウントするのと同じだということです。なお、考古学者がマヤ文明の幾千ものルーン文字、平板、立石を調査したところ、世界の終わりを予告するものをどこにも認めることはできなかったようです。
 また隕石や惑星などが地球に衝突するという可能性についても否定しています。もし本当に地球に衝突しようとしているならば、それは非常に明るいために誰でも肉眼で確認することができますが、そのようなものは現在確認できていません。

 

 さらに、太陽嵐による地球滅亡もあり得ないとしています。太陽はマヤ文明が興るずっと以前から燃えていますが、これまでそのような危機は一度もありませんでした。太陽の活動には11年ごとのサイクルがありますが、今のサイクルは過去50年のうちで最も弱いサイクルとなっており、何ら問題はありません。

  滅亡説といえば、ノストラダムスの大予言が有名で、1999年に人類滅亡するはずでした。ノストラダムスの予言が外れたら、急にマヤが出てきました。「マヤかし」としか言えません。

 

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