爆弾低気圧

 2012年、流行語大賞にノミネートされた爆弾低気圧が関東地方で猛威を振るいました。特に神奈川県では15日に前日降った雪が凍結したため学校の休校が相次ぎました。県教育委員会によると、県内では公立の幼稚園と小中学校など計17校が休校。積雪の多かった県東部を中心に計88校が授業開始時間を最大2時間遅らせた。休校のうち11校がスクールバスで通学する生徒の多い特別支援学校で、道路の混雑のほか、車椅子で乗降する際の安全確保が難しいことから判断しました。東京でも道路が渋滞し大混乱でコンビニ等の品薄状態をテレビ等で報道しています。
 この原因は爆弾低気圧で日本の南で出来た低気圧が急速に発達し、その低気圧に北からの冷たい寒気がぶつかり雪や雨を降らしました。

 

爆弾低気圧
 爆発的に発達する低気圧のこと。短時間に急激に発達する温帯低気圧で、周囲に強風、大雨、大雪などの被害を発生させる。1978年9月に大西洋を航海中だったクイーン・エリザベス2世号が受けた暴風被害から「爆弾低気圧」という名称がついた。この暴風は中心気圧が24時間で60hPa(ヘクトパスカル)も下がった温帯低気圧によるもの。


定義
世界気象機関の定義(WMO)によると、緯度60°を基準にとり、緯度φの所で中心気圧が24時間に24(sinφ/sin60°)hPa(ヘクトパスカル)以上下がる温帯低気圧のことを指す。ただし、気象庁では使用を控える用語の扱いで、「急速に発達する低気圧」などと言い換える、としています。(φは緯度)

 

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