WBC

 昨日(3月18日)WBC日本代表はプエリトリコに敗れてWBC3連覇が夢と消えました。試合開始の10時AM、広島は春の嵐が吹き荒れていました。

 

 1回前田健太は、非常に緊張している様子でした。初球を投げる前に周りをきょろきょろを見まわし、いつもの健太ではないなとテレビを見ていて感じました。2番3番を連続フォアボール平常心の時の前田健太選手には無い事です。しかし、さすがです。5番打者の詰まった当たりのセンター前ヒットによる1点だけにとどめました。打者は緊張感のためか悪球に手をだし全く打てる気がしませんでした。

 

 唯一、3点をリードされた八回。この試合で初めて打線がつながりました。1死から鳥谷選手が右中間を破る三塁打。打棒好調の井端選手は、この大会中に何度も見せた狙いすましたような右前打でまず1点を返しました。内川選手も右前打で続き、1死一、二塁と好機を広げました。
 打席に阿部選手を迎えたところで、ベンチが動きました。「投手のモーションが大きいというのがわかっていた」ので、一つでも塁を進めたいと出したのは、「行けたら行け」という重盗のサインでした。2球目。一塁走者の内川選手がスタートを切りました。しかし、二塁走者の井端選手はスタートが遅れ、三塁には向かわない。結局、内川選手は一、二塁間で挟殺され、追い上げムードは一気にしぼみました。

 

 走者2人の意思の疎通がうまくいかなかったというミスです。「やってはいけないこと。飛び出した自分がすべて悪い」と内川は涙を見せました。しかし、4番打者の打席であえてギャンブルを挑んだベンチも含めて、リードされたことによる焦りが招いた結果であることに間違いないと感じました。決まっていれば素晴らしいプレーです。このような局面で選手に任せたサインではなく、ベンチからはっきりしたサインを出すべきではなかったかと悔やまれます。

 

 前夜からハプニングは起こっていたそうです。
 前夜にフェニックスからサンフランシスコに移動しましたが、スタッフの手違いにより、チームの荷物がロサンゼルスに到着し、正午に開始予定だった練習に支障が出、急きょ練習開始が夜7時スタートに変更されました。

 また、山本監督は「練習時間が変わることはありうると聞いていた」と冷静だったが、ハプニングはこれだけで終わりませんでした。午後7時からの練習を終えて宿舎へ戻ろうとしましたが、首脳陣と選手を乗せたバスのバッテリーが上がって動かなくなりました。30分してもバスは動かず、結局、別のバスで宿舎へ移動する事態となったそうです。
  外国での試合は思いどうりにはならないことが多く大変だという事が良く解りました。

 

 これで来週の開幕を待つばかりとなりました。選手のコンディションを整えるには良い時間が取れると思います。

 頑張れ カープ!!!

 

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