災害時相互応援に関する協定

 広島市と宮崎県日南市との「災害時相互応援に関する協定」の締結をすることとなりました。今年2月市長・議長・副議長・県知事知事がカープとサンフレッチェのキャンプ地に激励に行ったとき日南市の市長の提案により成立しました。

 

 これまでも広島市は次のような都市・町とこの協定を結んでいます。
 ・ 21大都市災害時相互応援に関する協定(東京都及び20政令指定都市が締

   結)
 ・ 中国・四国地区都市防災連絡協議会災害時相互応援協定(中国・四国地区の

   県庁所在都市(9市)が締結)
   ・ 広島県及び県内市町による災害時の相互応援に関する協定(広島県及び県内

   23市町が締結)
   ・ 瀬戸内・海の路ネットワーク災害時相互応援に関する協定(瀬戸内海沿岸の

   47市町村が締結)

 

協定の内容
  ア 食料、飲料水及び生活必需物資の供給並びにその供給に必要な資機材の

    提供
  イ 被災者の救出、医療、防疫、施設の応急復旧等に必要な資機材及び物資の

    提供
  ウ 救援活動に必要な車両及び舟艇等の提供
  エ 被災者を一時収容するための施設の提供
  オ 被災児童、生徒等の一時受入
  カ 救援及び応急復旧等に必要な職員の派遣
  キ その他被災市から特に要請があった事項

 

 締結式を4月2日に行うそうです。広島と日南市は、広島東洋カープが日南市で長年にわたってキャンプを行っていることを縁として、市長の相互訪問等の交流を行っています。東日本大震災の際には、被災地域が東日本全体という非常に広範囲にわたったことから、災害時における相互応援協定の締結先については、広島県内や県周辺の都市はもとより、地理的に離れた都市も視野に入れ、大規模で広域に及ぶ災害にも対応できるよう備えておくことが求められています。本市と日南市は、地理的に離れた位置関係(直線距離約330㎞)にあり、大地震による災害や、台風・大雨による風水害などで、両市が同時に大きく被災することは稀であると考えられます。いずれかの市が被災したときに他方は応援が可能となる場合が多いとの理由から締結しました。

 

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