梅雨の呼び方

 梅雨に入ってから気持ちの良い晴天が続いています。ラジオで現在の状態を「ずる休み梅雨」と言っていました。梅雨前線が南に押し下げられているためこのような状態が続いています。7月になって太平洋高気圧が強くなって梅雨前線が押し上げられ梅雨が終わります。その押し上げられた梅雨前線が梅雨の末期に活発に働いて梅雨明け前の大雨を降らします。平成11年の6,29災害がこの典型でした。
 今年の梅雨もメリハリのある男性的な梅雨だと言われています。梅雨の末期の大雨に注意が要るようです。
 梅雨の呼び方には色々あるようです。調べてみました。まだまだ有るのではないでしょうか?

 

菜種梅雨(なたねつゆ)
    おもに3月下旬から4月上旬にかけての、連続した降雨のことで、菜の花が咲く

    ころに 降るためこの名前があります。
走り梅雨(はしりづゆ)
    梅雨入り前の5月-6月ごろ、梅雨に似た天候がみられることがあり、これを、
    梅雨の走り(つゆのはしり)、あるいは迎え梅雨(むかえづゆ)とも呼びます。
空梅雨(からつゆ)
    梅雨の期間中ほとんど雨が降らない場合があり、このような梅雨のことをいいま

    す。
    空梅雨の場合、夏季に渇水を引き起こすことが多くあります。
梅雨寒(つゆざむ)
    梅雨の時期、特に、長雨の場合は、日照時間が短いため、気温の差が小さく、
    肌寒く感じることがあり、この寒さや天候のことををいいます。
梅雨晴れ(つゆばれ)
    梅雨期間中の晴れ間はまたは梅雨の晴れ間のことで、特に、気温が高く、湿度も

    高く、そのため、梅雨晴れの日は不快指数が高くなり、熱中症が起こりやすくな

    ります。
梅雨の中休み(つゆのなかやすみ)
    梅雨入り当初はしとしととした雨が連続することが多くあり、梅雨の半ばには
    一旦天気が回復することがあり、この期間のことをといいます。
送り梅雨(おくりづゆ)
    梅雨の末期の雨をいい、暴れ梅雨とも呼び、雷をともなった雨が降ることが多く

    あります。
戻り梅雨(もどりづゆ)
    梅雨明けした後も、雨が続いたり、いったん晴れた後また雨が降ったりすること

    があり、この状態のことをいいます。

薄梅雨(うすづゆ)
       9月中旬から10月上旬にかけて降る長雨の事である。年により8月下旬から9月上

    旬にも降るようです。
山茶花梅雨(さざんかづゆ)
    11月下旬から12月上旬にかけて連続した雨、山茶花が咲く頃降るために付けら

    れたようです。
 一年通じてこんなにも梅雨の呼び方があるものかと感心しています。

 

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