土曜日の早朝(0時45分)に広島市議会第2回定例会が終わりました。(平成25年度6月議会)
6月議会は主に議会人事の議会です。
・正副議長選挙・特別委員会正副委員長、委員の任命(任期2年)
・常任委員会の正副委員長、委員の任命
・議会運営委員会の正副委員長、委員の任命
・監査委員の任命
・農業委員の任命
・広島県後期高齢者医療広域連合議員の任命
等の任命を行います。
特に正副議長選挙は各会派の思惑が絡み大変困難を極めます。(議会は数の力が大きく影響します)
その議会に今回旧市民球場跡地の活用策の補正予算(870万円)が提出されました。この補正予算は昨年旧市民球場跡地活用検討委員会で4案6パターンの中から「緑地・文化芸術機能」を主とした案が絞られました。また、「スポーツ複合型機能」については、サッカースタジアム検討協議会がこの6月に設置され検討が始まりました。この協議会には補正予算が12万5千円が提出されました。
このことを巡って5月28日に開かれた都市活力向上対策特別委員会で、「広島市の意思が見えない、片方は具体的な検討に入り、サッカースタジアムについては検討を始めたばかりで公平さに欠けるのではないか」の意見が相次ぎ議論が白熱し、2時間も委員会を延長しました。この委員会では6月議会に今回提出された補正予算を出すとの答弁は有りませんでした。
10日くらい前にこの補正予算を出すと打診があり、わが会派の正副幹事長で検討し、正副議長説明まで行ったら補正予算提出が決まってしまうので、今回はこの予算は、議論が尽くされておらず、時期尚早ですから見送って欲しいと申し入れをしました。
それでも提出してきたのが、この補正予算です。わが会派(21名)旧市民球場跡地については色々な考え方が有りまとまっていません。(サッカースタジアム建設推進派ともう少し慎重に考えましょうという派)
市当局がどちらにでも動きますというスタンスでの提案は混乱を招くだけです。広島市議会が混乱しないため、この補正予算を減額修正しなくてはならなくなりました。友好会派との連携がまとまらない中、ずいぶん無理をして数を作り修正可決しました。後々、後を引きそうです。
我々21人が推薦した市長さんです。何とか広島市を良くしていくため両輪としてやっていきたいという思いで行動をしてきました。今回の修正可決はその思いが強く出たものです。市当局に議会側の思惑も考えて行動して欲しいとの思いの行動です。
1期4年で市長さんの広島市を良くしたいという思いは出来ないと思います。議会と行政が両輪となって広島市のために働かなくてはいけないと思います。市長さんの思いを完成させるためにも、このことを大事に思ってほしいものです。私は今でも松井市長を推薦したときの気持ちを忘れていません。
これからも行政側としっかりした議論をして支えていきたいと思っています。