クッション言葉

先日テレビでデパートの電話クレーム係をしている方がクッション言葉の効用について話していました。人間関係をギスギスさせたり、相手に嫌な思いを和らげたり面白く見ました。

 

 クッション言葉とは、言葉の前につける言葉でビジネスにおいては様々な場所や場面で使われています。「恐れ入りますが、」などがその代表的な用例です。
 主に会話相手に対して「お願い・依頼」「反論・反対意見」「拒否」する場合などに使われる言葉で、直接伝えると嫌味や冷たい印象となるものをやわらかく表現するための話し方・書き方のマナーです。

 

クッション言葉の活用マナーとクッション言葉一覧

お願いする場合のクッション言葉の一覧
 「お手数をおかけしますが」ここにサインをいただけますでしょうか?
 「大変恐縮ですが」料金は前払いとなっております。
 「勝手申し上げますが」本日はご都合よろしいでしょうか?
 「よろしければ」この方法を採用させていただきます。

 

反論・反対意見を述べる際のクッション言葉の一覧
 「お言葉を返すようですが」そのご意見には賛成いたしかねます。
 「おっしゃることはわかりますが」こちらの意見の方が正しいのではないでしょうか?
 「ご意見なるほどとは思いますが」こういった考え方もあるのではないでしょううか?
 「確かにそのとおりでございますが」○○により賛同しかねます。

 

拒否する際のクッション言葉の一覧
「申し訳ありませんが」今回はお断りいたします
「残念ながら」ご期待には沿えません
「失礼とは存じますが」本件はお受けできません
「せっかくですが」本日はお引取り下さい
「身に余るお言葉ですが」ご辞退させていただきます
「大変恐縮ですが」今回はご遠慮させていただきます

 

 など様々なクッション言葉があります。多くの方は無意識のうちにこうしたクッション言葉を活用しているとは思いますが、会話や文書におけるポイントとして、クッション言葉をマスターしておくと非常に便利です。
 クッション言葉は、特に否定的な言葉の前につけることで、相手に対してあたえる攻撃性を和らげることができます。ビジネスマナーとして無駄に相手を刺激する必要はありません。ぜひ、クッション言葉をマスターしましょう。

            (ビジネスマナー講座HP 参照)

 

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