明日はこの夏二度目の「土用ウナギの日」だそうです。
ウナギの稚魚の減少でウナギの値段が高騰しています。救世主になるかもしれないウナギが現れました。「ビカーラウナギ」です。
世界には18種類のウナギがいます。ニホンウナギのほか、スーパーなどの中国産かば焼きの原料には、同国で養殖したヨーロッパウナギも使われる。姿、味ともニホンウナギに近いが、資源の状態は芳しく有りません。
昨年は北米やアフリカなどからも天然の外国産が輸入されたましたが、見た目を含めてニホンウナギとは異質で脂も少なく、その場しのぎの意味合いが強かったと言われています。
一方、フィリピンやインドネシアに生息するビカーラ種は資源に比較的余裕があり、稚魚の相場はニホンウナギの10分の1以下です。これを育てて1尾千円以下で売ろうというわけで、日本や中国の企業が養殖に着手しました。
しかし、中国は失敗をしました。養殖した稚魚の8割が死んだそうです。気候が違うので中国では無理なようです。
現在、フィリッピンで日本人が養殖を始めています。餌を工夫して日本ウナギに近い味にすると言っていました。救世主になるかもしれません。
ビカーラウナギはニホンウナギと比べて頭が大きく胴体が短いのが特徴だそうです。味はニホンウナギとよく似ていてフィリピンでは農民等が夜を徹して、なぎさで手網を使って取って養殖業者に売っています。そのくらい簡単に稚魚が取れるのだそうです。日本人が養殖に参入して、味にうるさい日本人の味覚に合うウナギを作ると話していました。これは期待できるかも??