昨日(2月3日)は、節分でした。午前中に家中「鬼は外、福は内」と豆をまいて回りました。恵方巻きは東北東を向いて、今朝食べました。毎年縁起ごとなのでこれらの事は行っています。
節分のいわれ
本来節分は“せち分かれ”とも言い、季節の変わり目の「立春・立夏・立秋・ 立冬の前日」を指す言葉。つまり、節分は2月・5月・8月・11月と、1年に4回あることに。ただ、現在は立春の前日(2月3日)を「節分」と言うのが一般的です。
節分の日に豆まきで鬼退治をするのは、なぜでしょう?
それは、「鬼」という日本語は「陰(おん)」に由来していることから始まります。「陰」とは病、飢饉など目に見えない邪気をさし、そんな恐ろしい出来事は鬼の仕業と考えられていました。だから、1年の節目である立春の前日の節分に、鬼(陰)に豆をぶつけて邪気(おに)を払い、悪疫退散&招福をしようというわけです。以前は豆の他にも米や麦、炭なども使っていたようですが、五穀の中でも収穫量が最も多く、鬼にぶつかった時の音や粒の大きさが適している豆に統一されたのだとか。
どうして大豆なの?
昔々、京都鞍馬山に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけて退治した…という話があり、魔の目(魔目=まめ)に豆を投げつけて魔を滅す(魔滅=まめ)といった語呂合わせ的な由来も。また、生の豆をまいて拾い忘れた豆から芽が出ると縁起が悪いとされることから、豆まきに用いられる豆は炒り豆。これは、「炒る」が「射る」にもかかっているんですね。
豆まきは落花生もアリ??
豆まきの豆といえば、大豆を思い浮かべる方が多いですよね。でも、北海道、東北、信越地方では当たり前のように、落花生で豆まきをするのだとか…。「えっ?」と思ってしまいますが、大豆の場合、まいた豆は捨ててしまうこともあるけれど、落花生なら殻つきだから中身はきれい、大きいから拾うのも簡単…と、とても合理的といえばその通り。その他にも、広島・鳥取などの中国地方では小銭をまくところもあるそうです。