寒波

 昨日(2月6日)は昼間ずーと雪が降りました。しかし、夜になって降らなかったので今朝は積もっていません。今年はまだ積雪がありません。寒い寒いと言っても温暖化の影響が有るのでしょうか。

 今朝はこの冬1番の冷え込みでした。室内温度4℃・屋外温度-2℃でした。今夜から明日にかけて冷え込み雪が積もるでしょうと天気予報が言っています。今夜は暖かくして休んでください。

 

 北米を、非常に強い寒波が襲っています。 特に影響が大きくなっているのが、米国中西部から東部にかけて。凍結や雪などにより、交通事故の多発や航空便の混乱などが起こっています。今回の寒波は、ここ20年で最も強いとも言われています。

強い寒波は、北極圏から流れ出します。

 現在、南に向かって流れ出しているのは二つ。北米を襲ったものと、東アジアに向かってシベリアを南下中のものです。これらを比較すると、実は、東アジアに向かっている寒波のほうが強いのです。

 

 地上の気温を予測する際に参考にするのが、上空約1500メートルの気温です。北米を襲ったものは、最も強い所で-31℃から-33℃前後。一方、東アジアへ南下中の寒波は、最も強い所で-39℃から-41℃前後です。
 
 ただ、寒波は南下を続けるうちに、地面付近からの熱を受けとるなどして、少しずつぬるく(それでも、十分に低温ですが)なっていきます。 特に日本海の海水温は10℃前後あり、寒波をやわらげる役割をしてくれています。ですので、日本では、今回の米国ほどにはなりません。

 ただ、日本海上で発生する雪雲が流れ込むため、日本海側では雪の量が多くなる恐れがあります。
 また、北海道は北に位置しているうえに、寒波が通る日本海の距離が短く、どうしても寒波の影響が強く出ます。内陸では-25℃前後か、ことによってはそれ以下の所も出てくるでしょう。

 

 9日以降、日本付近に来る寒波は、「最強寒波」などと言われていますが、これは「今季」の「これまでで」最も強いということです。言い換えると、今後さらに強い寒波が来る可能性も、あと1か月くらいは否定できません。

 
(気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属 増田 雅昭)予報引用

 

サイト内検索

 

キーワードを入れることで、サイト内記事が検索できます。