昨日(3月1日)から、2月も終わり、もう3月になりました。3月1日と言えば高等学校の卒業式です。私は沼田高等学校の卒業式に出席しました。
10クラス315人の生徒が卒業をしました。
藤岡 哲 校長が式辞で卒業生に次の言葉を送りました。
「我以外皆我師」 「われ以外はみんなわれの師です」という事だそうです。「この気持ちをもってこれからの人生を生きて下さい」と式辞の中で卒業生に送られました。
「我以外皆我師」
吉川英治の宮本武蔵という小説の中に、『我以外皆我師』という言葉を残しています。
「自分以外の、人でも物でも皆、自分に何かを教えてくれる先生だという意味です。」また、新書太閤記の中で豊臣秀吉に言わせたという説があるようです。秀吉は、「信長様の教えは大切にしなければならないが、民人の考えや自然の営みなど、我以外のものは皆、我が教えとすべきである」という訳です。極貧に育ちほとんど教育を受けていなかった秀吉の気持ちの良く現れた言葉だと思います。
この言葉は吉川英治の造語で座右の銘でした。
講堂で315人の卒業生を送り出しました