今年も、「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2014年本屋大賞」の発表会が、4月8日(火)明治記念館で有りました。
一次投票には全国479書店605人、二次投票には330書店より386人もの投票がありました。二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票しました。
その結果、2014年本屋大賞に、『村上海賊の娘』和田竜(新潮社)が決まりました。
本屋大賞を受賞した『村上海賊の娘』、その小説の舞台となった今治市には「村上水軍博物館」があるそうです。市役所では祝い幕が掲げられ盛り上がっているとのことです。
結果は以下の通りです。
【大賞】『村上海賊の娘』 (和田竜/新潮社)
2位 『昨夜のカレー、明日のパン』 (木皿泉/河出書房新社)
3位 『島はぼくらと』 (辻村深月/講談社)
4位 『さようなら、オレンジ』 (岩城けい/筑摩書房)
5位 『とっぴんぱらりの風太郎』 (万城目学/文藝春秋)
6位 『教場』 (長岡弘樹/小学館)
7位 『ランチのアッコちゃん』 (柚木麻子/双葉社)
8位 『想像ラジオ』 (いとうせいこう/河出書房新社)
9位 『聖なる怠け者の冒険』 (森見登美彦/朝日新聞出版)
10位 『去年の冬、きみと別れ』 (中村文則/幻冬舎)
「村上海賊の娘」は、戦国時代に瀬戸内海で圧倒的な強さを誇った海賊「村上水軍」がテーマの長編歴史小説。海賊王と呼ばれる水軍のトップを父に持つ娘・景が、一族の存亡をかけて戦う姿が描かれている。
大賞発表直後から多くのメディアがこれを伝え、中でも当日のニュース番組「ニュースウオッチ9」(NHK総合)には著者が生出演し大きな話題を呼びました。またこの受賞を受け、村上水軍の地元・愛媛県今治市では、村上水軍博物館や本拠地の能島が賑わいを見せているそうです。