最高気温

　昨日（６月３日）は、北海道東部で37度を超える猛暑が次々と観測されました。午後2時30分時点での最高気温は駒場の37.8度で、これは北海道で観測された気温ではもっとも暑い記録でした。また北見・美幌でも37.2度を観測したほか、12地点で観測史上1位が塗り替えられる事態となっています。

　気象庁によると、猛暑の原因は「上空の暖気」。現在、北海道上空1500メートル付近に、21度という非常に高温な暖気が流れ込んできており、この影響で地上の温度が上がっているとのことでした。

　東～北日本は、昨日に引き続き高気圧に覆われ、広く晴天域の中です。
　一方、東シナ海方面には、低気圧と前線が東進していて、九州西岸付近に前線の雨雲が接近してきています。とすると西から下り坂で、季節はずれの夏の太陽ともさよならなんて気がしますが、衛星の水蒸気画像を見ると、日本付近では上空の偏西風が南北に大きく蛇行中です。通常は、偏西風の蛇行域が西から東へと進んで、日本の空模様は西から周期的に変化するわけですが、これだけ偏西風が大きく蛇行して、蛇行域には時計回り・反時計回りの渦まで発生しているような状態ですからなかなか空模様は変化しません。

　日本上空では、偏西風が北側に蛇行して、時計回りの渦＝上空の高気圧まで発生していますから、上空の高気圧から降り注ぐ好天パワー（高気圧を強めるチカラ）によって、東～北日本の高気圧も超活発化しています。
　西の低気圧や前線の東進をブロックして、まだまだ初夏の晴天をもたらすことが予想されます。

昨日の最高気温ベスト１０

北海道全ての場所が高い気温となっています

　一方、西日本では山口県まで梅雨入りしています。
　６月２日に九州全域と山口県が梅雨入りし、６月３日に四国全域が梅雨入りしました。広島も今日は雨が降り「梅雨入り」宣言が出るかも？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（気象庁ＨＰ引用）