東北を代表する夏祭り「盛岡さんさ踊り」で、和太鼓演奏者の世界最多記録に挑むイベントが29日、盛岡市でありました。これまでの記録を659人上回る3437人が一斉に太鼓をたたき、ギネス世界記録を達成しました。と言うニュースが朝5時の目覚まし代わりに使っているラジオから流れてきました。東北のお祭りには是非行ってみたいと思っています。
盛岡さんさ踊りは毎年8月に開かれ、踊り手が軽やかに太鼓をたたきながら練り歩く。2007年に2571人が演奏して世界一になりましたが、11年に熊本市の催しで2778人となり、抜かれていました。
「サッコラー、チョイワヤッセー」。この日は威勢のいいかけ声に合わせて、5分間リズムよく演奏しました。新記録樹立を伝えられると、頭の上でばちをたたいて大喜びでした。
記録は、和太鼓を5分間そろって演奏した人数を競う。途中で周りと合わなくなった場合、バチを落とした人は人数から除かれるという。会場は盛岡市みたけの岩手県営運動公園陸上競技場。午後2時から、パレード形式ではなく、その場で一斉に演奏しました。
参加者は、盛岡さんさ踊りの2番「七夕くずし」を演奏できる人で、居住地、太鼓の有無を問わない。参加無料で行われました。
盛岡さんさ踊り
岩手県盛岡市にて毎年8月1日から3日にかけて行われる祭りです。近年は毎年8月1日から4日までの開催期間が続いている。県は東北五大祭りの1つとしてPRしています。8月上旬に東北各地で行われる夏祭りのトップを切って開催される。
さんさ踊りの由来
藩政時代から受け継がれてきたさんさ踊りの起源は、三ツ石伝説に由来しています。
その昔、南部盛岡城下に羅刹鬼(らせつき)という鬼が現れ、悪さをしてあばれておりました。困り果てた里人たちは、三ツ石神社に悪鬼の退治を祈願しました。
神様はその願いを聞き入れて悪鬼たちをとらえ、二度と悪さをしないよう誓いの証として境内の大きな三ツ石に鬼の手形を押させました(これが岩手の名の由来だと言われています)。
鬼の退散を喜んだ人たちは、三ツ石のまわりをさんささんさと踊り回ったのが「さんさ踊り」の始まりだと言われています。
東北5大祭り
昔からあったのは「東北三大祭り=ねぶた(青森)、竿灯(秋田)、七夕(宮城)です。近代になって各県とかツーリストが4大祭り5大祭りとPRを始めたそうです。
実行委員会HP引用