6月29日に、藤林徳扇氏から寄贈された「自由の女神 母の祈り」と言う絵画がアステールプラザの2階ロビーに掛けられその除幕式が行われました。
この絵は十二代「藤林徳扇」氏が10年かけて広島市のための制作された絵です。縦140センチ、横38センチ。両手を合わせた女神の姿に「母の愛」を表現しています。ルビーなど宝石の粉末を絵の具に混ぜる独自手法で、格調高く仕上げてあります。
十三代を襲名した長男の藤林宏茂さん(53)=京都市上京区=は「『平和の礎は世界共通である母の愛にある』と生前に語っていた」と説明されました。
戦後にインド洋の無人島に抑留されていたという徳扇さんは、大竹港から復員して京都に戻る際、被爆地の惨状を見て、現在の平和は広島の犠牲の上に成り立っていると感じられ自由の女神像を、広島市の建立したいと思われ、この絵を描かれました。アメリカの「自由の女神像」以上の大きさの像を広島市に建立したいという十二代徳扇氏の意思を十三代徳扇氏が受け継がれ今回の進呈となりました。像建立の企画書も同時に提出されました。
アステールプラザ二階ロビー除幕式参加者
市長より感謝状贈呈
式典後 記念写真
側に張ってある説明板