昨日(8月31日)で、8月が終わり今日から9月です。5月6月頃の長期予報では最初エルニーニョの関係で冷夏になると発表し、途中で例年並みの暑さになると変更をしました。結果的には太平洋高気圧が弱くの日本列島に張り出してきませんでしたので日照不足を引き越しました。また、記録的な大雨で広島市は大規模土砂災害を引き起こし、天候的には最悪の8月となりました。
西日本を中心に記録的な日照不足に。8月1日から30日までの日照時間は、九州北部や中国、四国で平年の30~40%程度です。冷夏多雨だった1980年以来の日照時間の少なさとなりそうです。9月に入っても、日差しの少ない傾向はすぐには解消しない見込みです。
我が家のソラー発電も最悪の発電量でした。
統計開始の1890年代から約100年の間で、西日本の8月で最も日照不足だったのは1980年。今年の8月の日照時間は、1980年と同じか更に下まわる所もある見込みです。100年に1度クラスの日照不足といっても良いかもしれませんと言われています。
▽中国地方で平年の35パーセント、
▽九州北部で40パーセント、
▽四国で45パーセント、
▽近畿で53パーセントなどと、各地で平年を大きく下回っています。
▽岡山県津山市で平年の28パーセント、
▽岡山市と高知市で32パーセントなど、
西日本の57の観測地点のうち38の地点で、平年の半分以下となっています。
日本列島全体
西日本
(tenki.jp HP引用)
また、西日本の雨量も記録的で、1日~30日までの速報値でも、大阪市や京都市は平年の8月の約4倍、広島市や鳥取市、福岡市は約3倍の雨量となっています。8月上旬に数日間で1000ミリを超える大雨となった徳島県や高知県では、平年の5~6倍の雨量となっている所があります。
今月1日から25日までに降った雨の量は、▽高知市で1533.5ミリ、▽高松市で404.5ミリと、8月1か月に降った雨の量としてはすでに統計を取り始めてから最も多くなっているほか、▽広島市で326ミリ、▽大阪市は308.5ミリといずれも平年の8月1か月分の雨量の3倍前後に達しています。
広島市安佐北区三入は7月下旬に晴天が続きましたが、8月に入り一転、日照1時間以内の日が12日あり、うちゼロも8日。3時間以上は4日だけでした。降水量は19日間で8月の平均を100ミリ以上も上回る264.5ミリを記録しました。災害の起こった20日はさらに224ミリの雨が襲い、安佐南区・安佐北区に大災害を引き起こしました。