女郎蜘蛛

 秋も深まり庭に蜘蛛が沢山巣を作っています。大きな巣でいろんな昆虫や枯れた葉っぱが引っかかっています。調べてみると「女郎蜘蛛」のようです。

             我が家の庭に居る「女郎蜘蛛」

                手前が雌、奥が雄

 我が家の庭に居た「女郎蜘蛛」です。

「女郎蜘蛛」について調べてみました。

 

女郎蜘蛛の名前の由来
 江戸時代、女郎蜘蛛の姿が雅やかで艶やかだったので大奥の身分の高い女官の上臈(ジョウロウ)になぞらえた説が有力ですが、雄を食べるあでやか~「遊女」の女郎とも言われています。

 女郎蜘蛛は本州から九州あたりで見られる蜘蛛です。非常に巨大で複雑な蜘蛛の巣は、大きいものだと1mにも及びます。蜘蛛の巣は

通常縦糸と横糸で作られるのですが、横糸が黄色いため、太陽の光を受けると金色に輝くのが特長です。

 

女郎蜘蛛の特長の1つがオスとメスの体格差
 オスメスで大きさが違う生き物はミナミゾウアザラシなど動物界にもいますが、この女郎蜘蛛も最大で5~6倍もの大きさの違いが見られます。

 

 春に孵化し、雄で7回ほど、雌で8回ほど脱皮を繰り返して成体となります。
 10月ごろに交尾が行われ、雄は子孫を残すため、交尾を雌が食事をしている時や、脱皮をした直後に行います。これは、交尾時に雌が雄を捕食してしまう危険があるためです。その後、11月頃産卵をします。雌は産卵が終わると死にます。1年の命です。雄は後尾の後、捕食されます。

 

 

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