11月3日夜、流れ星のように、物体が強い光を放ちながら上空を通過しているという目撃情報が、九州や四国など西日本各地で相次いだと、昨日のニュースで盛んに報じていました。広島でも山陽道大野インターチェンジあたりで西に光が流れるのを写真が撮られていました。
専門家は小惑星などのかけらが大気圏に突入して燃えて光った「火球」ではないかと話しています。
「火球」とは
「火球」は流れ星のなかでも特に明るいもののことを指します。
「流れ星」は宇宙空間にある細かい岩石やチリのつぶが大気圏に入り、空気との摩擦で燃えて光ったもののことをいいます。
この流れ星のなかでも、特に明るいものが「火球」と呼ばれていて、国立天文台によりますと、日本ではひと月に数個程度が目撃されているということです。
火球のなかで、さらに燃え切らずに地上に落ちたものが「隕石」(いんせき)と呼ばれます。
去年2月にロシアに落下した隕石は、直径が17メートル、重量1万トンの小惑星が猛烈な速度で大気圏に突入して爆発し、その一部が落下したものとみられています。
国立天文台の縣秀彦准教授は「今回の物体は、火球のなかでも比較的明るいものだが、ロシアに落下した隕石と比べると、大きさや落下中のエネルギーは比べものにならないほど小さなものだ」と話しています。
(NHKニュース引用)