昨日(12月3日)、8・20豪雨災害における避難対策等検証部会の中間報告が出ました。午後1時より広島市議会全員協議会に報告がありました。市議会はその報告を受けて質疑を行いました。
広島市は9人の外部委員を任命し、避難対策等検証部会を立ち上げ今回中間報告を出しました。
第1回会議を9月11日(木)に開き、10月11日(土)・10月29日(水)・11月7日(金)と4階の会議を経て中間報告を出しました。
その出された報告に9人の議員が質疑を行いました。各会派から質問者は出されました。
自由民主党・保守クラブ 3人・市民連合 2人・公明党 1人
市政改革ネットワーク 2人・日本共産党 1人・
自由民主党(11人)・地域デザイン(2人)からは質問者が出ませんでした。
質疑は8月20日の未明の話がほとんどでした。
・検証部会は避難勧告・避難指示の遅れをマニュアルにあるから仕方がないとしています。この事について検証部会が追認部会となっているとの指摘もありました。
・市長の行動にも疑義が出されました。人命にかかわる災害が起こっているのに、消防局長と秘書を通しての電話はおかしい、なぜ直接話をしないのか?と言う疑問が出されましたが、直接電話を掛けるマニュアルになっていないとの一点張りで私には理解できませんでした。この問題は市長は公舎に住んでおられます。公舎の有り方にも問題が波及しそうです。
・今回の質疑での大きな質問点は広島市・市長・副市長の初動はそれで良かったのかと言う質疑がほとんどでした。
最後に議長の最終報告が出てもう一度全員協議会を行いますとの発言で終了しました。
今回の全員協議会に出席して感じたことは、広島市としては消防を始めとして懸命な努力が有り、各区役所は不眠不休の努力がありました。その事については紳士に頭が下がります。
しかし、74人もの人命が失われているのに、市のトップの動きは良かったのかと言う疑問は無くなっていません。そのトップをも守ろうというグループの動きが目立ち(不規則発言等)何となく政治的な匂いのする全員協議会になってしまいました。地方議員として市民の生命・財産を守る行政の在り方を議論する大事な場を汚された気がしました。トップを守るという行動をしたいなら、自ら質問に立ち、守る論陣を張るべきが議論の場・議会だと思います。(今回の全員協議会には誰も質問に立っていません)「烏合の衆になっています」