一昨日(1月13日)の「広島県生活衛生同業組合連合会」の新年互礼会で「政策金融公庫」の広島支店長が十二支を使った相場の格言で「午 尻下がり」「未 辛抱」だと挨拶をされました。
「相場格言」について調べてみました。
十二支にちなんだ相場の格言
『辰巳(たつみ)天井・午(うま)尻下がり・未(ひつじ)辛抱・申酉(さるとり)騒ぐ・戌(いぬ)は笑い・亥(い)固まる・子(ね)は繁栄・丑(うし)はつまずき・寅(とら)千里を走り・卯(う)は跳ねる』です。
午(うま)尻下がり
2014年は『午尻下がり』と決してポジティブではありませんでしたが、10月末の日本銀行の追加金融緩和と年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革の発表により、日経平均株価は大きく上昇しました。年初来の日経平均株価の騰落率は11月末時点で7%となり、このまま今年を終えることができれば、尻下がりになりませんでした。
未(ひつじ)辛抱
2015 年の干支は未(ひつじ)です。格言の『辛抱』という言葉は“辛くて苦しいことを我慢する、耐え忍ぶ”という意味です。つまり2015 年は株価の下落なのか、膠着状態の相場なのか、我慢を強いられそうな相場になりそうです。なお、前回の未年である、2003年の日経平均株価の年間騰落率は 24%でした。金融緩和、株高、円安期待の中、相場の格言通りになるかどうかは分かりません。
これは、「辰・巳の年は、株価が天井になる傾向がある」というように、過去の経験則から言い伝えられる、その年の相場の傾向を表しています。
実際に、2013年は、「辰巳(たつみ)天井」といわれる巳年で、格言通り、株価は大幅に上昇しました。過去を振り返ると、日経平均が最高値をつけた1989年や、ITバブルの2000年も辰巳の年でした。
また、『戌亥(いぬい)の借金、辰巳(たつみ)で返せ』という格言もあり、戌亥の年に借金をすれば、辰巳の年には景気がよくなって、借金が返せるとも言われています。2013年は、格言通りの年になったと言えそうですね。
もちろん格言は将来を予見するものではありませんし、必ずしもこの格言通りになるとは限りませんが、投資のヒントとして過去の経験則を参考にしたものです。
(インターネット「株式相場格言集」HP引用)