海苔の日

 2月6日は「海苔(のり)の日」です。
 全国海苔貝類漁業協同組合連合会が1966(昭和41)年に制定し、翌年から実施。

 702(大宝元)年1月1日(新暦2月6日)、大宝律令が施行され、その中で海苔が産地諸国の物産として年貢に指定された。また、この頃に海苔の生産の最盛期を迎えることから、2月6日を「海苔の日」記念日としました。
 なお、この日は「抹茶の日」「ブログの日」などでもあります

 

海苔について
 1年間で約100億枚の海苔が、全国各地で生産されています。生産地を大別すると、3つに分けられます。
「東日本ブロック」
 宮城、千葉、神奈川、愛知、三重など
「瀬戸内ブロック」
 大阪、和歌山、兵庫、岡山、広島、山口、香川、徳島、愛媛など瀬戸内海に面する、
「九州ブロック」
 福岡、福岡有明、佐賀有明、大分、長崎、熊本、鹿児島

 

広島と海苔
  広島の海苔養殖は、瀬戸内海で最も古い歴史を持ちます。江戸時代に始まった養殖は、現在の広島市を流れる太田川の河口域中心に行われていましたが、ダム建設などで環境が悪化し、残念ながら海苔の漁場としては終止符を打ちました。歴史ある産地だけに県内の数十社の問屋・加工メーカーが県産海苔の需要先として存在しています。

 

味付け海苔(東京式と広島式)
 広島式は大正10年、大村千代吉という人物の功績によるものです。広島で海苔の養殖業を営んでいた大村は、ある日広島のデパートで東京の味付け海苔に出会い、そのおいしさに衝撃を受けます。それ以降、味海苔の知識が皆無の状態にもかかわらず、味海苔開発を決意。試行錯誤を重ね、遂に広島初の味海苔の開発にこぎつけました。
 
東京式
  醤油、味醂、ザラメを煮て刷毛で塗ったもの
広島式
  当時のエビやイリコでだしをとるという広島の料理慣習に沿ってつくられた

 その後、改良により昨今、一般的に流通している味付海苔の味が確立しました。

 この事から広島県内に海苔商社(海苔問屋)をはじめ、多くの海苔加工業者がおり、各社がそれぞれ「こだわった」味付タレを用いて製品を製造していることからも伺えます(現在県内に30~40社(業界に加盟を届けていない業者を含め)。

 

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