回向発願心

 昨日(2月13日)モーニングバード(テレビ朝日)の番組の中で、世界で初めてで唯一の女性の“お坊さんレスラー「雫 有希」さんの活動を紹介していました。
雫有希選手ときらきら太陽プロジェクトの活動
 きらきら太陽プロジェクトは「プロレスを媒体として、虐待等で親と暮らせない長野県善光寺大本願乳児院に寄付をするプロジェクト、また地域活性化なども目指す

雫有希
 実家はお寺であり、自身もレスラー活動と並行して僧侶資格を取得するための修行も行っている。2012年末に修行を終え、頭を丸めた

 その番組の中でなぜ尼僧がプロレスなのかと言う問いに「仏教とプロレスは方法が違っても「誰かのために体を張って尽くしている」ということに違いは有りません。仏教の教えに「回向発願心」というのがある。そういう事です」と話されました。


回向発願心
 三心の一。自分が修めた善根功徳を他にも振り向けて、自他ともに極楽浄土に往生しようと願う心。
 わが身が過去世と現世において、世のため人様のために尽くした行いには、勝すぐれた結果を招く能力、つまり功徳を具そなえています

。その世俗の善根功徳を、阿弥陀さまのまします極楽浄土に迎えとられ、往生できるように役立てることを、回向と申します。そのようにして、わが身と人様の往生極楽を願う心を、発願心と申します

 

仏教用語 三心
   『観無量寿経』に説かれる3種の心をいう。
                 至誠心 (真実に浄土を願う心) ,
                 深心 (深く浄土を願う心) ,
                 回向発願心 (所修の功徳を回向して浄土に往生しようと願う心)

 

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