市役所本庁玄関前、議会棟前のつつじが大変綺麗です。久留米つつじと言う種類だそうです。
久留米つつじ
歴史
久留米ツツジの生みの親と言われているのは、江戸時代に有馬(久留米)藩の馬術師範であった坂本元蔵です。当時、久留米地方ではツツジの盆栽が流行していましたが、種類が少なかったため改良を思い立った元蔵は、種をまいて育てる方法を使って新品種のツツジを作ろうとしました。元蔵は城下を抜け出し、種を採取しては、苗床にまきましたがうまくいきません。ある日、自然に生えたコケの中にツツジの小さな芽生えを見つけ、コケまき法のヒントをつかんだと言われています。この方法により、100種類以上もの品種が作り出されました。
特徴
久留米ツツジは、霧島と呼ばれるツツジが母体になっています。元蔵が久留米ツツジを作り出して以来、約750を超える品種名が記録されていますが、現在目にする事ができるのは、300種程度です。その中でも、現在久留米市で流通しているものは約100品種と言われています。花は小柄なものが多く、一斉に開花します。花の色や形もたくさんあり、明るいものが多い事が特徴です。
議会棟前の赤い「久留米つつじ」
本庁前の白い「久留米つつじ」