今年の5月は「暑さ」に関する記録が続出しました。東京では「5月の最高気温の平均値」が過去140年間で1位になりました。「夏日の数」も5月としては過去最多となりました。
なぜこんなに暑かったのか理由を探すと「上空の気温が高い」+「日差しがたっぷり」+「気温を下げる風が吹きにくい」という条件が揃ったことから、例年にない暑さとなったと考えられます。
そのほかの地域でも記録が出ています。大阪では27日~30日までの4日連続で真夏日を観測。これは5月としては観測史上初めてのこと。また、京都と奈良では5月の真夏日最多記録を更新しました。さらに、仙台でも「5月の最高気温の平均」がこれまでで一番高くなっています。
世界的に気温が高い
この気温の高さ、日本だけではありません。今年は北半球全体で気温が高くなっています。実は、ここ1か月ほど北極の寒気が南に降りられず、南からの暖かい空気が溜まっている状態が続いています。インドでは最高気温が50度に迫る酷暑となり、多数の死者が出ました。また、5月上旬にはタイでも連日猛暑となりました。
14日には、スペインのバレンシアで42.6度を記録しました。5月の記録を大幅に塗り替えて、年間の最高記録に迫るくらいの高温でした。
(tenki.jp HP引用)