世界的な日本食人気を背景に去年、日本酒の輸出額が過去最高になりました。輸出額は、過去最大に達し、この10年間で約2.7倍に膨らんでいます。
去年、日本酒の輸出額は初めて100億円を突破しました。オーストラリアへの輸出額はここ5年で2.2倍に急増しています。
2014年“世界一美味しい販売酒” 『SAKE COMPETITION 2014』
グランプリ
〈純米大吟醸部門〉 『山和』、
〈純米吟醸部門〉 『寫楽 備前雄町』、
〈純米酒部門〉 『寫楽』、
〈Free style under5000 部門〉 『東洋美人 大吟醸 地帆紅』、
〈Free style部門〉 『廣戸川 大吟醸』
だったそうです。まだ飲んだことが有りません。
日本酒の種類は次のように分けられます。
・大吟醸酒
精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。
・吟醸酒
精米歩合60%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。
・本醸造酒
精米歩合70%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。
・純米大吟醸
精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。
・純米吟醸酒
精米歩合60%以下、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。
・純米酒
精米歩合による規定はない、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。
・生酒
一度も「火入れ」という作業をしないお酒のことでとてもデリケートなお酒です。
酒を造る工程で、最後に 「火入れ 」 という作業を行います。火入れ は安定した製品造りには欠かすことのできない作業ですが、火入れ をすることにより 搾った直後の酒と比べ、火入れ をした酒は 味や香が変わっています。
「 吟醸 」と名の付く酒は、「吟醸造り」をした酒で、吟味して醸造することをいいます。
伝統的に、よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、粕の割合を高くし、特有な芳香(吟香)を有するように醸造することをいいます。
お米は芯に近づくほど、でんぷんが強くなります。そのため日本酒はお米の表面の部分を削って、芯に近い良い部分だけ使います。普通は3割程度しか削りませんが、お米を4割以上も削り、特別に吟味をして低温でじっくり造った日本酒が「吟醸(ぎんじょう)」といいます。半分以上削ったものは「大吟醸(だいぎんじょう)」になります。