9月27日は、旧暦8月15日の夜に出る月で「中秋の名月」です。9月28日は、2015年でもっとも大きく見える満月「スーパームーン」です。また、日本では観測できませんが、欧米やアフリカでは「皆既月食」も起こるそうです。
国立天文台によると、月と地球が最接近する時刻は、日本時間9月28日午前10時46分で、満月を迎えるのは9月28日午前11時51分です。満月となる瞬間を日本では見ることができませんが、欧米やアフリカなどでは地球上でも特に大きな満月となる上、皆既月食も同時に発生します。33年ぶりに地球上から赤銅色の満月が観測できるとされています。日本でも明るく大きな月が見れるようです。天気がいいようなので楽しみにしています。
ウェザーニューズは、9月27日の「中秋の名月」、9月28日の「スーパームーン」「皆既月食」を24時間ライブ放送番組や特設サイトにおいて生中継するそうです。欧米やアフリカなどで33年ぶりに観測できる赤銅色の満月も海外からの生中継により楽しむことが出来るようです。
スーパームーン (Supermoon) とは、
満月または新月と、楕円軌道における月の地球への最接近が重なることにより、地球から見た月の円盤が最大に見えます。
月は地球に最も近い「近地点」にあり、その明るさも最大となります。「遠地点」の月と比べると、約30%明るく、14%ほど大きく見えるそうです。「遠地点」と「近地点」では、地球からの距離で約4万9800キロの差があります。
中秋の名月と満月の関係は必ずしも一致しません。今年は9月27日が中秋の名月で満月の瞬間は半日後の9月28日昼間の11時過ぎだそうです。約半日の違いです。
年 中秋の名月(十五夜) 満月
2014年(平成26年) 9月 8日 9月 9日
2015年(平成27年) 9月27日 9月28日
2016年(平成28年) 9月15日 9月17日
2017年(平成29年) 10月 4日 10月 6日
2018年(平成30年) 9月24日 9月25日
2019年(平成31年) 9月13日 9月14日
2020年(平成32年) 10月 1日 10月 2日
2021年(平成33年) 9月21日 9月21日
中秋の名月
「中秋の名月」とは”秋の真ん中に出る満月”の意味で、旧暦では、
•1月~3月を春
•4月~6月を夏
•7月~9月を秋
•10月~12月を冬
としていたことから、8月は秋のちょうど真中であり、8月15日の夜に出る満月ということで、そう呼ばれるようになりました。
中秋の名月の由来には諸説あります。
稲の豊作を祈るためのお祭りという説があります。また、稲の豊作祈願だけではなく、芋類の収穫祭だったという説もあるようです。
他にも、中国では古くから、月を見るという行事があり、それが平安時代に日本に伝来してきたとされる説もあります。
日本ではかつては高級貴族達だけの風習だったようですが、江戸時代になると庶民の間でも行われる一般的な行事となって今に至るようです。