今朝(10月16日)、散歩の時、吐く息がうっすらと白くなりました。もうそんな季節となりました。
雑学
息が白くなる現象は、人の口から吐く息の温度(息は体温と殆んど同じ温度)と外の気温の差が出来るとおきます。
人が吐く息には水蒸気が含まれていて、通常はこの水蒸気は無色の気体な為、目に見えません。人の口から吐く息の温度は体温と殆んど同じ36℃前後位ですので、冬の寒い気温との温度差によって息に含まれる水蒸気が一気に冷やされて水滴に変わり白く見えます。
例えば、寒い冬に暖かいコーヒーなどを飲んだ後の息は温度差が増すため、より息が白く見えます。
また、湿度が高い程、口から吐く息の他に空気にも水蒸気が多く含まれますので、息が白くなりやすくなります。
夜露に濡れた朝や雨上がりの夜などに息が白く見えやすくなるのはこのためです。逆に、外の湿度が低い時は息が白くなりづらくなります。
また、白い息になる大よその温度は13℃を下回ると息が白く見えるそうです。
(参考:JAL季節情報)
南極は息が白くならないと言われています。
南極は、地球上でもっとも平均気温が低く寒い大陸になります。南極の最低地表面温度は-93.2℃だと言われています。
北極も寒い事で有名ですが、南極の平均気温は-30℃~-50℃に対して北極は、-20℃~30℃なのでやはり南極の方が寒いそうです。
世界一寒い南極ですが、寒すぎるので、風邪の原因になるウィルスも生存できないと言われ南極では、寒くても風邪を引かないと言われています。
そして、南極はこんなに寒いのに吐いた息が白くならないと言われています。普通なら、口から吐く水蒸気を気温の温度差が南極は寒いので当然息が白く見えると思いますが、南極は空気がとても澄んでいて、空気にチリやホコリが含まれていない為水蒸気が、チリやホコリにくっつく事ができず、水滴になる事が出来ない為息が白く見えないと言われています。
(参考:南極大陸 wikipedia)