今年カニが高騰しています。原因はロシアとサルパにあるようです。
青森から鳥取にかけての日本海の広い範囲で、先月から「サルパ」と呼ばれる動物性プランクトンが大量に発生し、このうち4つの県でカニやエビの底引き網にくっついて網が破れる被害が相次いでいます。動物性プランクトンの一種「サルパ」は、体長10センチから30センチほどの無色透明のゼリー状の生物で、世界中の海に広く生息しています。
石川や山形など4つの県では、ズワイガニや甘エビの底引き網にサルパがくっつき、網が破れる被害が相次いで報告されています。
サルパの生態に詳しい東海大学海洋学部の西川淳教授によりますと、この時期の日本海で大量に確認されるのは珍しいということで、例年より水温が高く餌の植物性プランクトンが増えたため、大量発生したと考えられるということです。
それによりカニの漁獲量が激減しているそうです。
それと世界的に買い付け競争が激化している。また、ロシアが密漁との取締りを厳格化したためロシアからの輸入が激減してることが原因だそうです。
サルパの個体
サルパは連鎖するので底引き網には最悪だそうです