昨日(2月4日)は、立春でした。中国では2月8日が春節(旧正月)で、前後で1週間以上の休暇となり日本へも沢山の観光客としておとづれます。(爆買い?)
現在、日本が暦として採用しているのは「太陽暦(グレゴリオ暦)」と呼ばれるものですが、以前は太陽太陰暦を使用しており、これがいわゆる旧暦と呼ばれるものです。
日本も、元々はこの旧暦に基づいて正月を祝っていたのですが、明治6年に改暦されてからは1月1日を正月としたため、旧正月をお祝いする地域は一部を除いて少なくなっていきました。横浜・長崎・神戸の南京町では今でも盛んにお祝いをします。(各種イベントが有ります)
なお、2016年の旧正月は2月8日となっています。旧正月は毎年日付が変わります。
2038年にはこの旧正月と立春が重なり、その日は「朔旦立春」と呼ばれ、大変縁起がよい日なのだそうです。
旧正月を祝うことが少なくなった日本ですが、他のアジア各国では今も旧正月は大きな行事となっています。
中国・台湾
「春節」と言われ、一年で最も大切な祝日と位置付けられています。旧正月の前日(大晦日)の夜には花火や爆竹が派手に打ち上げられ、新年を華々しく迎えます。
韓国
「ソルラル」と言われ、両親や親戚などお世話になった人へ贈り物を贈ったり、故郷に戻り韓服を着て伝統行事を行います。
ベトナム
「テト」と言われ、家の中を花で飾る風習が各地にあります。そのため旧正月が近くなると花市が多く開催され、親戚が集まってお酒やご馳走を食べながら新年を迎えます。