農事組合法人

 昨日(2月28日)8:30より大塚学区体育協会の「卓球大会」が、9:00より伴東学区体育協会の「ミニテニス大会」が行われ開会式に出席しました。
 10:00より「農事組合法人よしやま」の定期総会が有り、14:00より「農事組合法人戸山の郷中王」の通常総会がありました。

「農事組合法人よしやま」定期総会
 平成16年、農業基盤整備事業がすべて終了しましたが、小規模な稲作経営、農業従事者の高齢化、耕作放棄地の拡大、農業機械の購入に伴う生産費の高騰、生産調整による減反面積の拡大、後継者不安等の課題が山積していました。また、農業従事者の高齢化に伴い近い将来、健康面・体力面において農業経営の限界に達し、耕作放棄地が更に拡大することによって集落の崩壊につながるという危機感がありました。
 そこで町内会の協力を得ながら、法人化へ向けた取り組みを行い、現在に至っています。広島市第1号の農事組合法人です。

農事組合法人「よしやま」のモットー
 ・助け合い、楽しく、生き生きとした活力ある地域づくり
法人「よしやま」設立の目的
 農地と地域を守ることを主眼に、農地集積での経営規模拡大や大型機械導入による生産性の向上を目指すと共に組合員の方々の協力を得ながら地域の活性化、新たな生きがいの創造に寄与しようというものです。

 

 昨年は、夏の天候不順などで少し減収となりましたが組合員の努力で乗り切り黒字報告がありました。
 また、都市住民との交流活動も積極的に実施しています。広島市主催の「ふれあい農業教室」・海外援助米生産事業、ふれあい農業教室を経験された方対象の「農業体験教室」、体験農園(オタフクソース新入社員研修)、「ファンクラブ活動」を実施しています。

戸山の郷中王通常総会
 戸山の郷中王(とやまのさとちゅうおう)は農業基盤整理事業が終わり2010年2月に生まれた農事組合法人です。稲作を中心に行っておられますが、農業の「六次産業化 」に取り組んでおられます。

【基本理念】
   農業と農村の未来を みんなで築き 地域と社会に貢献しよう
【事業方針】
 1.ほ場整備を契機として、水稲生産の効率化と園芸作物の導入により、地域の未来を築く 後継者の就業を通じ農業技術、経営を継承していく
 2.男女がともに参画し、地区全体の農地・水・環境そして人材を活用し、農業経営を通じ 地域全体の活性化を目指す
 3.農村の景観と文化伝統を守り、農業と食と農村文化を通じた都市住民と交流を進め、環 境の保全と食の安全安心に貢献する

 

 昨年は夏の不順な天候で稲作・野菜とも減収となりましたが組合員の努力で何とか黒字経営を達成されました。

六次産業とは、
 農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表す、農業経済学者の今村奈良臣氏が提唱した造語です。また、このような経営の多角化を六次産業化と呼びます。
付加価値として、農業・水産業のブランド化、消費者への直接販売、レストランの経営などが挙げられます。第一次産業に付加価値をつけて高度化を目指すという観点では、1.5次産業化に類似していますが、六次産業は加工、流通を複合化させるという視点がより明確です。

 

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