広島県内の書店員とタウン誌編集者有志が、広島にゆかりのある作家、広島にゆかりのある作品の中から、これぞ我が県・広島県のご当地本と思うものを決定する広島本大賞。
2011年のスタートから6回目を迎えた今回は、2014年11月から2015年10月に発行された本の中から、12作品がノミネートされました。
第6回広島本大賞 ノミネート全12作品はこちら
『淡島百景1』(志村貴子/太田出版)
『猪変』(中国新聞社/本の雑誌社)
『エンジェルボール』(飛騨俊吾/双葉社)
『決めて断つ』(黒田博樹/ベストセラーズ)
『答えは必ずある』(人見光夫/ダイヤモンド社)
『この恋と、その未来。 一年目夏秋/一年目冬』(森橋ビンゴ/KADOKAWA)
『孤狼の血』(柚月裕子/KADOKAWA)
『里海資本論』(井上恭介/KADOKAWA)
『新久千映のまんぷく広島』(新久千映/KADOKAWA)
『永い言い訳』(西川美和/文藝春秋)
『広島藩』(土井作治/吉川弘文館)
『真夜中のヒットスタジオ』(清水浩司/小学館)
今年の広島本大賞は、
【小説部門】
飛騨俊吾『エンジェルボール』全4巻(双葉文庫)
『エンジェルボール』は、広島カープを舞台に、子どもから年配の方まで誰もが楽しめるエンタテインメント小説です。全4巻も一気読みできます。今回、実行委員会以外の広島の書店員さんなどから投票を受け付けましたが、その結果は『エンジェルボール』が断トツの一位でした。これも受賞の後押しになりました。
【ノンフィクション部門】
新久千映『新久千映のまんぷく広島』(KADOKAWA)
『新久千映のまんぷく広島』も投票集計の時点から強い作品でした。広島在住の著者が、広島の美味しい店を楽しく紹介したコミックエッセイで、読めば食べたくなること請け合いです。今までにも『ワカコ酒』で何度も広島本大賞にノミネートしており、今回は満を持しての大賞となりました。
(広島本大賞HP引用)