今週は爽やかな日が続いています。5月の爽やかな風を感じ非常に気持ちの良い日を送っています。
この季節になると20歳の頃、森光子主演で放映していた東芝日曜劇場「天国の父ちゃんこんにちは」(1966年~1978年)という番組で言っていた言葉を思い出します。亡くなった夫が言った言葉です。
「貧しいからあなたにあげられるものといったら、柔らかな五月の風と、精一杯愛する心だけです。でも結婚してくれますね」
日曜劇場枠で12年間にわたり全21作品作られた天国の父ちゃんシリーズは、20%を超える高視聴率で「女と味噌汁」「カミさんと私」と並ぶ日曜劇場の代表作でした。
大阪で下着の行商をやっていた日比野都さんの同名手記を脚色した作品で「こんちはー。パンツ屋でーす。」という元気あふれるかけ声で行商をしながら2人の子供をそだてる浪速女の物語でした。貧しくもひた向きに生きる人々の姿を描くドラマでした。
石坂浩二、和田アキ子、木原美知子がゲスト出演していました。