昨日(6月3日)経済観光局観光政策部観光企画担当より情報提供がありました。昨年の観光客の動向です。
平成27年(2015年)広島市観光客数について
1 概 要
⑴ 入込観光客数5年連続過去最高を更新
平成27年(2015年)の入込観光客数は、対前年比で3.0%増加して1,199万7千人となり、5年連続して過去最高を更新した。
内訳のうち、一般観光客が1,063万3千人(対前年比0.5%減)、修学旅行生が33万5千人(対前年比9.8%増)となった。
⑵ 外国人観光客数100万人突破の大幅増
入込観光客数の内訳のうち、外国人観光客は対前年比56.6%の大幅増により、初めて100万人の大台を突破し、102万9千人となった。
2 観光動向
⑴ 一般観光客
平成25年(2013年)の「ひろしま菓子博2013」や、平成26年(2014年)の「瀬戸内しまのわ2014」などにより、一般観光客は増加したが、そうした取組が終了した影響と、各種被爆70周年事業の開催や新白島駅の開通、球団史上最多となる観客動員数を記録したカープ球団人気の高まりなどの効果が相まったが、対前年比0.5%減の1,063万3千人にとどまった。
⑵ 修学旅行生
ア 全国的に少子化が進む中、平成16年度(2004年度)から修学旅行の誘致活動を強化し、全国の学校や旅行会社に対する個別誘致活動などに取り組んできた。
イ また、平成27年7月末から8月上旬にかけて山口県にて第23回世界スカウトジャンボリーが開催され、約2万5千人が平和記念資料館を訪れたことから、平成27年(2015年)は、対前年比9.8%増の33万5千人となった。
⑶ 外国人観光客
ア 外国人観光客のインバウンド対策として、中国運輸局や広島県と連携し、台湾・中国・フランス等を対象に、現地旅行業者等の招へいなどプロモーション活動を積極的に展開するとともに、大型クルーズ船の寄港誘致や、無料のWi-Fi環境の整備など外国人観光客の受入環境の充実を進めてきた。
イ また、平和記念資料館が、世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で、外国人訪問者の満足度が高い日本の観光地として高い支持(平成27年(2015年) 第2位)を得たことから、国の増加率(47.1%)を超える、対前年比56.6%増で過去最高の102万9千人につながった。