毎朝「地方の声や主張 - 地方紙のコラム一覧ページ」を見ています。昨日(8月10日)のコラムはオリンピックの体操・柔道と長崎原爆の日等の記事がほとんどでした。
河北新報の「河北春秋」に体操に関して面白い記事が載っていました。
今朝テレビでは内村航平選手の個人総合逆転優勝を盛んに報じています。すごい内村航平選手、おめでとう!!!
五輪を見渡して、これほど強く「団体総合金メダル」を期待される種目はほかにない。お家芸と言われる男子体操。1960年ローマ大会からロンドンまでの出場13大会で、金6回の栄光の歴史に輝く
▼不振の時代を越え、28年ぶりに復活を遂げた2004年アテネ。冨田洋之さんが鉄棒で降り技を決め、金を確定させたあの場面が記憶に残る。その瞬間をテレビで見て感動に震えたのが、当時高校1年の内村航平選手だった
▼団体金への挑戦はそこから始まる。しかし甘くなかった。次の北京では銀に後退。雪辱を期したロンドンでも再び銀。「もう、アテネから抜け出さないと」と満を持して乗り込んだリオデジャネイロで、ついに悲願を果たした
▼自らも散々の出来だった予選の失敗を引きずらず、最初の演技者となり仲間を引っ張った。序盤はロシアに後れを取ったが、小さなミスを全員でカバー。いつも通りの美しい体操で、逆転の金をつかみ寄せた。アテネのあの場面から12年がたっていた。
▼「まだアテネは超えられていないけれど、僕たちには僕たちの歴史がある」と内村選手。視線の先には東京を見据える。64年東京の金メダリスト小野喬さんがこんな賛辞を贈った。「日本の演技はやっぱりきれい。あすから4年後に向かって頑張って」(2016.8.10)
( 河北新報「河北春秋」引用)