経済産業省は2016年7月、温泉マークが国際標準化機構(ISO)の記号と異なり外国人観光客に分かりにくいとして、見直す検討を始めました。 温泉マークは料理店と勘違いされる場合がありました。
これに対し、別府(大分県)や由布院(同)といった温泉地の観光業界から「現行マークは幅広く定着している」などとして、反対の声が上がっていました。
案内用図記号の改正を検討する日本工業規格(JIS)の委員会が12月6日、経済産業省で開かれ、見直しの対象となっていた3本の湯気を記号化した「温泉マーク」について、存続を求める声が相次いだため、当初方針から一転しておなじみのマークは今後も使い続けられる見通しが強まりました。
経産省は今回の議論をふまえて登録マークの改正案を取りまとめ、来年7月にJIS登録を改正します。
上記のような変更や新設が検討されています。