酉年

 来年(2017年)は酉年です。正確に言うと干支は“丁酉”(ひのととり)になります。
 もともと干支というのは十干(じっかん)と十二支を合わせたもので、十干(甲、乙、丙、丁…)と十二支(子、丑、寅、卯…)を順番に1つずつ合わせたものが干支になります。

 最初の1文字をそれぞれ組み合わせると、甲(きのえ)+子(ね)で甲子(きのえね)になります。音読みにすると「こうし」となります。高校野球で有名な「甲子園球場」の名前は、干支が甲子の年にできたのでこの名前がついたと言われています。

 「酉」は、「鶏(にわとり)」の事を言っています。
 本来十二支は古代中国で方角や時刻、月を表すものとして用いられてきました。
 この十二支に十干を合わせて暦年を表すことにも使われました。もともと十二支の子、丑、寅、卯…亥には動物の意味はなく、無学の庶民が十二支を覚えやすくするために身近な動物が当てられたということです。
 「にわとり」が選ばれた理由は明らかになってません。

 鳥は人に時を報せる動物です。また、「とり」は「とりこむ」と言われ、商売などでは縁起の良い干支です。さらに、酉の干支の特徴として、“親切で世話好き”と言われています。

 また、人にはそれぞれ一生一代の守り本尊があって、十二支に基づき八体のご本尊が配されて、それが信仰の対象とされていました。酉年生まれの守り本尊は“不動明王”です。

 酉年の”酉”は、「酒」に関する時に用いられ、収穫した作物から酒を作る、また収穫できる状態である、という意味から「実る」 という意味もあります。
 丁の「安定する」、酉の「実る」という意味が合わさると、とてもいい年になるようですが、ところが、丁(火)と酉(金)は陰陽五行説では相克の関係 になります。

相克とは
 1 対立・矛盾する二つのものが互いに相手に勝とうと争うこと。「理性と感情が―する」
 2 五行(ごぎょう)説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木にそれぞれ剋(か)つとされること。五行相克。

2017年はどんな年になるか?
・隠していた秘密などが露見し、ダメージが広がる
・新旧の世代交代などで、国全体が不安定な状態になりやすい
・経済は足踏みし、先行きの不安からますます経済は停滞する
・新しい法律や制度などにより混乱が起きる
・苦労して生まれてくるもの(産みの苦しみ)からの未来への希望や幸せも垣間見える
・潜在的な脅威から不安が増し、国同士(朝鮮半島など)の対立が深まる
 
 あまり、希望を持てない内容ですが、「産みの苦しみ」という年のようです。

       (生活いろいろ情報ネットHP引用)

 

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