クラウドファンディング(CrowdFunding)
群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、クリエイターや起業家が製品・サービスの開発、もしくはアイデアの実現などの「ある目的」のために、インターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募ることをいいます。
世界におけるクラウドファンディングの市場規模は、2013年は5,100億円、2014年は1兆4000億円になると予測されています。
日本に限定して言えば、2013年における市場規模は約6億円で、海外に比べるとまだまだ小さいのが現状ですが、今後どんどんと成長していくことが予想されています。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングは、一般的には支援者に対するリターンによって大きく3つ(より詳細に分けた場合だと5つ)の種類に分類されています。
・寄付型:リターンなし
・金融型:金銭的なリターンを伴う
・購入型:金銭以外の物品や権利を購入
特に、日本では金融商品取引法の規制などの関係上、購入型が最も普及しています。
メリット
1. ニーズのキャッチアップができる
2. クラウドファンディングで資金調達をする事で話題性を確保できる
3. プロジェクトの初期段階からファンを獲得出来る
4. 裏付けされた実績を作ることができる
5. リスクが少ない
デメリット
1.マーケティングの実力が問われる
2.不成立の場合のリスクが大きい
3.広報に力をかける必要がある
4.プロジェクト成立後、情報公開が求められる
5.アイデアや事業計画が真似される可能性がある
有田焼創業400年事業
インターネットを通じて不特定多数の者から事業資金を調達する「クラウドファンディング」を導入・活用することにより、産地事業者取り組む、商品開発等のプロジェクトについて情報発信を行い、国内外における有田焼ファンの掘り起こしを図るとともに、持続的なイノベーションを支援する仕組みづくりに取り組むこととしています。日本でも90件の例が有ります。
セレッソ大阪は、「ハナサカクラブ」という育成サポートクラブ(個人協賛会)を発足。1口3,000円の協賛金は、育成組織をクラブとともに長期的にサポートするために使用されます。特典はピンバッチのみですが、2012年度は単独会費として290,000円、年間パスポートや年間チケットの費用とあわせて、1300万円以上の協賛金を集めています。
外国ではサッカー場や野球場を作るためにこの制度を利用して完成後に球場に個人名プレートを貼る等で資金を広く集めている例もあります。この方法を地方自治体でも使うことが出来るのではないかと思います。
(インターネット記事引用)