昨日(2月25日)安佐公民館に於いて、10時より「太田川床上浸水対策事業」の完成式が行われました。
この事業は、広島市・安芸太田町・国土交通省中国整備局が行いました。
平成17年9月の台風14号による洪水は、観測史上最高の水位を記録し、床上浸水をはじめとする被害が沿川で多く発生しました。この洪水と同程度の洪水が再度起きても浸水被害を発生させないよう、平成17年度より、広島市安佐北区の筒瀬、宇津地区及び安芸太田町の坪野地区、平成18年度補正予算により、広島市安佐北区今井田地区の合計4地区において築堤等の改修に着手していました。
平成19年度よりこれらの地区に加えて、太田川の中・上流域において
① 家屋の床上浸水被害が発生した地区
② 要援護者支援施設の浸水被害が発生した地区
③ 避難所が浸水した地区
について一般の河川改修事業よりさらに早期の整備が可能となる「直轄床上浸水対策特別緊急事業」の採択を受け、平成19年度より概ね5ヶ年で広島市安佐南区1箇所・安佐北区13箇所・佐伯区2箇所・安芸太田町の2箇所、計18箇所において、輪中堤、河道の掘削等を実施しまました。
事業の実施については、再度災害の防止を図るとともに、環境や生態系に配慮した整備を行ってきました。
平成21年度は、広島市安佐北区八木・柳瀬①地区、柳瀬②地区、宮野地区、中組地区、姫瀬・毛木地区、宇津地区、脇田地区、間野平地区、小河内地区、宇賀地区、佐伯区小原地区、大前原地区、安芸太田町下殿河内地区の13地区において、事業用地取得、工事等を実施しました。
また、その他の地区については、設計、地元調整を実施します。
総事業費は、約137億円でした。
当初、平成19年より5年間で完成予定でしたが、途中、政権交代等が有り公共事業予算削減等の影響で10年かかりました。
オープニングアトラクション「安佐人バンド」「日浦祭太鼓」
テープカット・くす玉割り