可部線電化延伸

 昨日(2月4日)9時30分からJR可部線、可部駅・あき亀山駅間 開業記念式典があき亀山駅で開催されました。

 

 可部駅から三段峡駅の区間が廃止されて13年と3カ月(2003年)になります。その内の可部駅からあき亀山駅の1,6KMが新たに電化されて生まれ変わりました。廃線から電化延伸に向けて地域では廃線となった路線の草刈りや維持管理に取り組み、多くのイベントを企画し盛り上げてきました。この活動が今回の電化延伸には大きな要素です。いったん廃止されたJRの路線が復活したのは全国で初めてです。

 可部線延伸の行政としてのきっかけは、2007年に施行された「地域公共交通活性化及び再生に関する法律」です。「地域公共交通の活性化・再生を総合的かつ効率的に推進することを目的とし、地方自治体が鉄道事業者と連携して、新線建設や鉄道の輸送改善に取り組むことができる仕組み(広島市資料より)」とされています。広島市はこの制度の活用を視野に入れ、2008年に国の補助対象となったため、「JR可部線活性化協議会」を設立し、2010年に「JR可部線活性化連携計画」を策定しました。

 延伸の事業費は約27億円で市は地域公共交通活性化・再生法に基づく国の補助制度を活用し、線路や駅舎を整備してきました。
 延伸区間は単線で、河戸帆待川とあき亀山の2駅を新設し、JR西は上りと下りを合わせて1日に99本を運行し、あき亀山-広島間を最短39分で結ぶ。1日の乗降客数は河戸帆待川で1800人、あき亀山で2200人と見込んでいます。

式典

文京女子大学吹奏楽部が開会を盛り上げてくれました

テープカット・珠寿玉割り

 

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