先日ある方のフェイスブックで寝るときは左を下に寝る方が健康に良いと言う記事が載っていました。私は子供の頃から胃の形から言って面積が広くなるので右を下にして消化を助けると聞いてきました。
調べてみました。
・胃の方向の関係で右側を下にして寝ると消化はいい
胃は袋の形をして左から右へとカーブし、腸へと繋がって行きます。この袋は左側に大きくふくらんでいるので、左を下にすると、食べ物が袋に溜まってしまいます。逆に、右を下にすれば、腸への流れがスムーズになるので、消化の手助けとなる。
左側を下にした場合、大きく重量もある肝臓が上になってしまうので、重力がはたらき他の内臓を圧迫します。また、心臓よりも高い位置に来てしまうため血液が心臓に流れ込みにくくなります。
・左側を下にして寝る
東洋医学では、昔から左向きで寝ることを推奨してきました。『ジャーナル・オブ・クリニカル・ガストロエンテロロジー』に最近掲載された論文で、ジョン・ドゥイヤール博士は、いくつかの簡単な原則を紹介し、左向き睡眠が身体にいい理由をわかりやすく説明しています。以下、その内容をかいつまんでご紹介します。
1. リンパ液の正常な排出のため
ドゥイヤール博士によると、左向きは一番自然な寝姿だそうです。身体の左側は、リンパ系の優位側。リンパ液はこちら側で排出されます。リンパ系は、タンパク質やグルコース・代謝物質のような大切な成分や、リンパ節によって濾過(ろか)され、身体の左側に排出されなければならない成分を運びます。左側睡眠の第1の理由はリンパ系のためであることを覚えておきましょう。
2. 解剖学上の理由から
昔習ったことで覚えていないかもしれませんが、胃と膵臓は大部分が身体の左側にあります。左向きに寝ると、消化を助けます。胃液の流れを正常にし、膵臓酵素の分泌をうながすからです。このため左向きに寝ると、身体が食物を少しずつ消化するのを助け、右向きに寝たときのようにいっぺんに消化しようとすることを防ぎます。
3. 心臓の健康のため
ドゥイヤール博士によると、心臓の80%は身体の左側に位置しており、左側を下にして寝るだけで、簡単かつ自然にー主にリンパ液を排出しやすくすることでー心臓の健康を守ることになるそうです。もうひとつ考慮すべき点は、大動脈は腹部に達するために、心臓から左側にアーチを描くようにして出ていくこと。つまり、左側を向いて寝ると、心臓は血液を送り出しやすくなり、稼働効率がよくなるというわけです。
4. 食後の昼寝のため
昼寝を日課としている人、またはたくさん食べたあとにどうしても眠くなる人は、左向きに寝るようにしましょう。その方が消化にいいからです。目覚めがよくなり、寝起きの疲労感や腹痛も防げます。
5. 膵臓の健康のため
膵臓も身体の左側にあります。膵臓もリンパ系の一部であり、消化液とホルモンを分泌し、正常なリンパ機能を守っています。左側を下にして寝ると、重力の関係で膵臓に体液が流れ込みやすくなります。私たちのリンパ系の大部分は、身体の左側で機能しています。
と有りました。どちらが良いか解りません。色々調べてみると同じ姿勢で寝ない方が良いみたいです。
片方だけ向いて寝ると、やがてあごや歯茎に異常が出るそうです。一定の方向で寝ないで仰向け、右向き、左向きと様々な体勢で寝たほうがいいという結論のようです。