5月10日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で急増しているアニサキス食中毒について特集しました。刺身等生の魚介類が好きな人は注意です。しめサバにも居るそうです。
番組ではタレントの渡辺直美(29)が先月、アニサキス食中毒を患いツイッターで「アニサキスに注意です。激痛すぎてアラサー病院で泣きました」と明かしたことを報じていました。激しい痛みが特徴だそうです。
アニサキス
アニサキスは寄生虫(線虫)の一種です。その幼虫(アニサキス幼虫)は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。
アニサキス幼虫はサバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジ、イクラなどの魚介類に寄生します。
魚介類の内臓に寄生しているアニサキス幼虫は魚介類が死亡すると、内臓から筋肉に移動することが知られています。
寄生したものを食べてしまうと、胃や腸の壁を喰い破ろうとして激痛をもたらします。さらに厄介なのは、アニサキスは新鮮なものにしかおらず、新鮮であればある程“あたる”可能性が高くなってしまいます。
このアニサキスが一旦人体に入ると、これといった特効薬が無いそうです。
アニサキスによる食中毒(アニサキス症)の症状
◆ 急性胃アニサキス症
食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。
◆ 急性腸アニサキス症
食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。
※多くが急性胃アニサキス症です。
※激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる際は速やかに医療機関を受診してください。
アニサキスによる食中毒の予防方法は?
◆魚を購入する際は、新鮮な魚を選びましょう。また、丸ごと1匹で購入した際は、速やかに内臓を取り除いてください。
◆内臓を生で食べないでください。
◆目視で確認して、アニサキス幼虫を除去してください。
※一般的な料理で使う程度の食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しません。
◆加熱してください。(60℃では1分、70℃以上で瞬時に死滅します。)
◆冷凍してください。 (-20℃で24時間以上冷凍すると感染性が失われます。)
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