昨日(7月27日)厚生労働省は、2016年の日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳で、いずれも過去最高を更新したと発表しました。前年に比べ女性が0.15歳、男性は0.23歳延びました。過去最高の更新は女性が4年連続、男性は5年連続で、国際比較では男女とも香港に次いで世界2位となりました。
平均寿命は、死亡率が今後も変わらないと仮定し、その年に生まれた0歳児があと何年生きられるかを表します。厚労省の試算では、16年生まれの男女が後期高齢者となる75歳まで生きる割合は女性が87.8%、男性が75.1%としています。
16年生まれが将来、がん、心臓病、脳卒中のいずれかで死亡する確率は女性が46.45%、男性が51.15%と試算し、これらの病気で亡くなる人がいなくなると仮定すると、平均寿命は女性で5.74歳、男性で6.95歳延びると推定しました。
健康寿命ランキング・国別順位
2016年5月19日、世界保健機関(WHO)が発表した世界保健統計2016によると、健康寿命世界1位は日本で74.9歳でした。2位はシンガポールで73.9歳、3位は韓国で73.2歳と、トップ3はアジアが占めています。
健康寿命とは自立した生活ができる期間のことです。
データがない国を除くと最も健康寿命が短い国はシエラレオネで44.4歳。世界平均は63.1歳となっています。