昨日(8月12日)、孝行息子出現です。カープは中日・巨人に3連敗の後、菅野投手先発の試合が決まっていました。このままずるずる行くとちょっと深刻になると感じていました。
しかし、孝行息子が出ました。「薮田和樹投手」です。なんと1-0で完封です。菅野投手に投げ勝っての完封です。今年のカープの優勝への大きな試合になると思います。カープの今年初めての完封勝利投手出現です。少し安心をして見れるようになったように思えます。
薮田投手はカープのトレーナーにケガをしない体を作るのに2年間体幹を強くする訓練と、肩が故障する原因である右肩が下がっている原因を突き止め、それを矯正し今年が有るんだそうです。
薮田和樹投手
広島市立矢賀小学校・広島市立二葉中学校卒・岡山理科大学附属高校・亜細亜大学
怪我の多かった無名の薮田投手をドラフト2位で指名したのか。
松本スカウトが次のように話しています。
「実は、松田オーナーが、たまたま薮田さんのお母さんが運転手をしていたタクシーに乗車して『うちの息子が亜細亜大で野球をしています。凄く速いボールを投げるので、ぜひ宜しくお願いします』と声をかけられたんです。それで松田オーナーから『亜細亜大に薮田というピッチャーがいるのか。一度、見にいってやってくれないか』と連絡がありました。
高校、大学と九里(2013年ドラフト2位)のひとつ後輩で、名前は知っていましたが、右肘を疲労骨折して手術していまして、ほとんど見たことがありませんでした。それでも、松田オーナーが仰るので、3年春のオープン戦を見にいったんです」
担当の松本スカウトが薮田のピッチングを見たのは、3年春に行われた横浜商大とのオープン戦でした。他球団のスカウトは一人もいませんでした。
「持参したスピードガンが152キロを示しました。その球威に加えて、テイクバックが小さい独特のフォームだからボールの出所が見えずにタイミングも取り辛い。しかも、変化球もフォーク、スライダー、カーブにパームボールみたいなものまで投げていて、非常に器用でコントロールもあった。横浜DeNAに行った山崎とは、タイプが違いましたが、これは凄い逸材に出会ったとビックリしました」
と言っています。